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バナナがやっとなりました。

 

 

普通に食べれるバナナかと思っていたら、Img_4124 どうやら料理用のバナナだそうです。Img_4125 バナナの葉っぱのいろもグラデーションがかわいいなぁ〜とおもって、こういう所から布選びの色の参考にもなりますね。

ところで、バナナをみていたら、前にモアナさんの日記で読んだ、バナナの話を思い出しました。

モアナさんとは、ハワイの神話、伝説を勉強されてとっても詳しく、そして、アロハな心で勉強されたことをネットで紹介されているとってもすてきな方です。いつかお会いしたいなぁ〜と本当に思っています。カフェもやっていて、ハワイの神話のお話会などもされているそうです。家が近かったら毎週通いそうです。日本にいらっしゃる方は機会があったらぜひ、いってみてくださいね。(モアナさんのブログはこちら 海辺のカフェ日記 ) お話はモアナさんの日本語訳を許可を得て、転載させていただきます。

『不思議なバナナ』

「息子よ、お前が旅を待ち望んでいるのはわかっている。
遥かな地、カヒキを見たがっているのだな。
そこの珍しい話をあれこれ耳にしている。
だがお前は私とともにここにとどまってきた。
年寄りの面倒を見るために、そして彼の骨を秘密の洞窟に横ためるために。
私の人生はもう終わる。私の骨はこのカラパナの地で休ませて欲しい。この、愛の土地で。
それでもう十分。」

「息子よ、お前には、私のあらゆる知恵を授けてきた。
お前は祈りを知っっている、とても強い祈り、神を呼び寄せる祈りだ。
お前が出会うであろう邪悪な者たちを倒す祈りを教えてきた。
カヌーつくりの秘訣も教えてきた。
道具や武器にする石の見つけ方も、その石の刻み方ももうお前には教えた。
私の知恵のすべてを、私はお前に手渡したのだ。」

「最後の贈り物が残っているのだ。」老人はマロをたたんだ包みの中からバナナを1本取り出しました。
黄色く熟したバナナです。
「これをもっていなさい、息子よ。腹が減ったときにはこれを食べなさい。
しかし、皮は残しておくのだ。
決してなくしたり取られたりしないように。
旅の間、どうか神々の守りがありますように。
そして、旅の終わりに、お前を無事にカラパナに連れ帰ってくれますように。」

息子であるクーカリは、父親の言葉を守って、老人の遺骨を秘密の洞穴に納めました。
それから立って海を眺めました。
彼は自由の身!
今や自由に遥かカヒキの地まで航海に出られる。船乗りたちが語っていたカヒキの島々。
クーカリは、ハワイ島の周りをぐるりと囲む海の上に空が横たわる様を眺めました。
あそこに船出をするのだ、遥かなカヒキはあの彼方に横たわっているのだから。
旅の支度をしなくては。

力強い斧を手に取って、若者は大きなコアの木々が並ぶ森に行く道を歩いていきました。
父に教わったように祈りを捧げ、供え物をし、一本の木を選びました。
それから休憩し、父にもらったバナナを食べました。
皮を取っておくなんて妙な気がしましたが、父の言うことでしたし、それに父は賢いカフナだったのです。
というわけでクーカリは皮を大事にマロの中にしまい、斧を持って仕事にかかりました。
暗くなるまで働き、それからカパ布にくるまって横になって眠りました。

やがて目が覚めると、体は休まっていましたがお腹がすきました。
食べてしまったバナナのことを思いました。
もしかして少しぐらい残っていたかも。彼がマロから皮を取り出すと—丸ごとのバナナだ!
それでは、これこそが父が遺してくれた贈り物の秘密だったのだ!
クーカリはバナナを食べ、作業に入りました。

何日も森で仕事をし、コアの木を切り倒し、枝をはらい、カヌーの装飾を施しました。
来る日も来る日もバナナを食べましたが、いつも熟して栄養満点でした。
そして来る日も来る日もいつかするであろう航海を夢見ていました。

ついに彼は小さなカヌーを海に引っ張っていき、完成させると海に浮かべました。
彼が身に着けていたのはバナナの皮と父から授かった知恵だけでした。
風の神に祈りを捧げ、昼間はお日様に、夜は星々によって舵を取りました。
そして、ついに、遥かなカヒキの島々のひとつに辿り着いたのでした。

クーカリは昼に夜を継ぐ航海ですっかり疲れてしまいました。
海岸に辿り着くと乾いた砂の上に身を投げ出し、寝てしまいました。
とてもぐっすりと眠りました。
変な夢をいくつも見て、風がどーっと吹いてクーカリは寒さと怖さでぶるっと震えましたが、何時間も彼は目覚めませんでした。

ようやく目が覚めたとき、一団の人々が彼を眺めているのに気がついてびっくりしました。
痩せた、青白い顔の人たちで、今にも死にそうに見えました。

「あなたたちは誰?」クーカリは尋ね、座りなおし、自分の周りを眺めてみました。 
そこはもう海岸ではなく、深く暗い谷で、崖の絶壁が日の光をさえぎってました。
「私はどこにいるのだろう?」

「巨大な鳥の渓谷です。」一人の男が答え、その声は悲しみに満ちていました。
「あなたが寝ている間に、あの大きな鳥があなたを見つけ、ここにつれてきたのです。私たち皆と同じように。」

「そうだ。」別の声がしました。「そしてこの渓谷から逃げ出す道はない。ここでみんな死んでいくんだ。」

「食べ物がないんだよ。」また別の人が希望をなくしたように言いました。「俺たちは飢え死にだ。」

飢えているって!  クーカリはぱっと立ち上がり、バナナを差し出しました。
「食べ物ならあるよ!」彼は叫びました。

人々は殺到し、恐ろしいほど物欲しそうにバナナを見つめました。
「あんなに小さいんだよ」誰かが言いました。「全員で分けて味見しよう。」

「いや」クーカリは答えました。「全部食べていいよ。そうすればわかる。みんなおなかいっぱいに食べられるから。」

皆が飢えでひもじそうに見つめる中、その人はバナナを全部食べてしまいました。
食べ終えると、クーカリは手を差し出してバナナの皮をもらいました。
「さあ、今度はあなただ。」彼はそういい、隣の人に向き直りました。
皮の中には、熟した実が詰まっていました。
人々の顔に希望の光が射すのが見えました。
夜になるころには、全員がおなかいっぱいになっていました。

「その大きな鳥の話をしてください。」クーカリは言いました。

「あいつがこの島を支配しているんです。」一人が言いました。
「あいつが、島のみんなを、この逃げ場のない谷間に連れてきたんです。
この島に暮らす人間や、船でここに辿り着いた人をすべて。毎日ヤツは犠牲者や肺臓を探して飛び回り、どのくらいの人間が飢え死んだか見ているんです。

「もうこれ以上飢え死にする人はいないよ。」クーカリは言いました。「さあ計画を立てよう。」

続く数日、谷の人々はみんな不思議なバナナのおかげでおなかいっぱい食べることができました。
やがて働けるほど力がついてくると、作業に取り掛かりました。
クーカリはマウナケアにあるような硬い岩を見つけました。
そしてその岩を砕くことを教え、お祈りの言葉も教えました。
木の持ち手の作り方を教え、その木を削って尖らせた石にしっかりとくくりつけることも教えました。
「武器を持たなくては。」彼は言いました。「あの巨大な鳥と戦う準備をするのだ。」
そしてクーカリは祈りました。勝利と自由を求める祈りでした。
神がきっと助けてくれるとわかっていました。だって,それらは亡くなった父が教えてくれたお祈りだったからです。
この祈りがあらゆる邪悪なものを倒してくれるにちがいありません。

毎日、鳥は死人を探しに来ました。取りが姿を見せる前にはその翼から風が吹いてくるので、いつやってくるのか人々にはわかりました。
岩の間に隠れる暇があったのです。
時に鳥は崖のてっぺんにとまり、谷間をじーっと覗き込み、頭をあちらに向けたりこちらに向けたりしていました。
「ヤツは死人を探しているんだよ」クーカリのそばに隠れている男がささやきました。「あなたが食べ物を持ってきてくれたから誰も死ななくなった。大鳥は不思議に思っているんだ。」

ついに武器の用意が整いました。計画が煉られ、最後の祈りが唱えられ、人々は勇気いっぱいでした。「風だ!」誰かが叫びました。
「あの大鳥がやってきてる!」

手に武器を持って隠れるもの、谷間の底に落ちて死んでいるように身を横たえるもの、さまざまです。
鳥が降りてきました。突然死んだものたちが起き上がり、殴りかかりました。他の者たちはあらゆる方向から攻めて行きました。
戦闘が谷底のあちこちで行われました。恐ろしい戦いでした。
ひどく傷ついて巨大な鳥は飛んで逃げ去ろうとしましたが、皆が鳥の羽をつかんで、何度も何度も殴りかかりました。
そして、ついに鳥は死んでしまいました。

ひどい負傷を負ったものもいましたが、死者は一人も出ませんでした。けが人でさえも、いまや大きな希望と共に動いています。だれかが鳥の周りに木を積み上げて大きな火を燃やしました。その炎の中で巨大な鳥の姿は燃え尽きていきました。

そのほかの人たちは崖の壁に足場を作りました。
準備が整うと、クーカリがもう一度祈りを捧げました。
かれは神々の力を感じ、登っていきました。
しっかりとした蔦をつかんで彼はさらに足場を切っていきました。
太陽の光だ!安全だ!再びかれはその向こうにハワイ島が横たわっている青い海を見つめました。

クーカリは他の人たちを助けようと振り向きました。
彼らは一人また一人と登ってきます。ちょっとの間、彼らは暗い谷の中を振り返りました。細い煙の筋が、鳥が倒れていた場所に見えるだけでした。

人々は自分たちのめちゃめちゃになった家や廃墟となった畑に目を走らせました。
「俺たちと一緒に来いよ、クーカリ」彼らは言いました。「あなたが私たちを救ってくれた。畑には食べ物がいっぱいだ。家を建て直し、この良き大地を掘り、海を渡ろう。一緒に来いよ、クーカリ。この島をお前の島にしてくれ。」

クーカリは自分のカヌーが今も砂浜にあるのを眺めました。
「いいや、友よ。」彼は言いました。「申し出はありがたく受け取りましょう。ありがとう、心から感謝します。しかし、私はカラパナに帰らなくては。ハワイ島が私の家なのです。」

おしまい。

子供に読んであげるととってもおもしろがって聞いていました。そんなバナナがあったらいいね。

それと、カラパナに戻るといったクーカリ、カラパナにいくと、彼のことを思い出しそうです。

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コメント

神話、私も聞かせて欲しい〜♪私も色々調べてみようかなぁ。
海辺のカフェさんを何処かなぁ〜と覗いてみましたら、なんと!沼津!!同じ静岡県の東部地区!!日本に帰ったら行ってみた〜いって思いました。友だちの実家もあるんですよぉ〜
そしてバナナの葉っぱのグラデーション、本当にキレイですね。そんなところに気づくようこさんはさすがですねぇ、見習いたいですぅ♪

投稿: smiCy | 2009年6月 7日 (日) 21時13分

こんな不思議なバナナがあったらいいですね
「巨大な鳥の渓谷」ってどこなんでしょう?
クーカリは結局カラパナに帰ったんですよね。
私も次にカラパナに行った時には思い出しそうです。

投稿: ごんのすけ | 2009年6月 7日 (日) 23時56分

smiCy さん、神話って楽しいですよね〜,カウアイのお話も多いんですよ〜。
静岡で、近いなんてぐうぜんですね〜。
日本に帰ったら言ってみてくだサーイ。私も行ってたいです。
smiCy さんはミクシィーやってますか?
ミクシィーにモアナさんのコミュがあるんですよ〜,そこにお話沢山載ってます。わたしも、家の近くの地名とかが出てるものはなんか,景色とかが想像できるので,興味深くよんでいます。カウアイもいっぱい神話に通じる地名とかあると思いますよ。

投稿: ようこ | 2009年6月 8日 (月) 18時14分

ごんのすけさん、こどもたち、不思議なバナナ気に入ったようです。カヒキは,今調べてみたら、タヒチの事のようです。そんな遠くまで旅したの!?とちょっとびっくりですね。

投稿: ようこ | 2009年6月 8日 (月) 18時16分

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